本日4月1日から企業も学校も新年度で、新しいスタートを切る時期ですが、パソコンのOS分野でも少し動きが出ている感じです。Windows一強だった時代は終焉を迎え、MacとChromebookがかなり食い込んできているのです。
この両陣営で共通しているのは、双方ともモバイル向けOSとの親和性が高いと言うことではないでしょうか。特にAppleは自社開発を基本とした姿勢で、早い時期からモバイルとPCの親和性を配慮しており、A14チップによる高性能CPUの性能も手伝って、優れた製品を展開しています。
しかし、最近その動向が気になるのは、やはりChromebookの存在では無いでしょうか。ここ数年でGoogleのモバイル向けOSであるAndroidとも親和性がかなり向上し、今年3月のアップデートでは、Googleアカウントを介して、スマートフォンの情報の一部をChromebook側でも同期して操作可能になった事でApple陣営に肩を並べようとしてきています。
カスタムPCライフでも何度か紹介していますが、価格帯の安いChromebookでは 、Windowsと比べて同じ価格帯で性能の低いCPUでも軽快に操作することができるので、教育機関で子供達向けに配布されるパソコンとして Chromebook を導入することが、日本でも徐々に展開されてきています。
NEC でも教育機関向けに Chromebook の提供が行われており、一般の流通ルートとは違う形で、日本の企業も徐々に Chromebook を注目しているということがはっきりしました。
一般の流通で販売されている Chromebook はほとんどが海外製のパソコンメーカーで作られていますが、その大半が2in1モデルになっており、Chromebookを展開する上で最も有利な形態だということが分かります。
3~4万程度の求めやすい価格帯で手軽に買えるパソコンということで、ネットサーフィンやメール、 Android アプリの利用など簡単なことしか行わないユーザーであれば 、Windowsに頼る必要はなくなってきているということです。
※実際に先月、カスタムPCライフで紹介したASUSのChromebook Detachable CM3のアクセスは、他のページよりも多いです。
重たい動画やエンタメ関係の処理、ゲームなど高性能グラフィックボードが必要な場合は、Windowsの高性能PCを使い、軽い動作で済む内容であればChromebookを搭載したパソコンで行う等の使い分けもありかと思います。
最近のChromebookの露出度を見ると今年の夏場には色々なモデルのラインナップが各社から出て来そうな感じですので、パソコンの機種買い増しなど考慮されている方は、Chromebookの導入も検討してみてはいかがでしょうか?
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