パソコンメーカーが違っても中の部品は共通している部分が多いのはご存じでしょうか。特にパソコンの心臓部とも言えるCPUはIntelがパソコン市場の大半を占めていました。
しかし、テレワークの常態化に際し、自作ユーザーなど一部しか認識の無かったAMDがRyzenを投入し、現在ではCPUは2社の生産に委ねられています。
それでも、CPUは生産が追いついていないようで、パソコンメーカーのネットダイレクト販売ページを見ると入荷待ちや品切れの表示を見ることが多いです。
メモリーやSSD等のストレージなら複数のメーカーが作っているので、A社の商品が在庫無ければ、代替でB社の商品を使えば、規格さえ合えば同等の仕様として作る事が出来ます。
しかし、心臓部とも言うべきCPUは、2社でまかなっている事もあり代替品を使うと言う事が出来ないのです。
ノートパソコンは近年、省電力タイプのマザーボードに直接付けるタイプが主流になってきて、省スペース用のディスクトップパソコンにまで波及し、従来の性能を主体に考えるディスクトップ向けCPUとは一線を引く内容になって来ました。
CPUを買ってパソコンを作っているメーカーにCPUのストックが無くなれば、2社の生産を待って納期待ちしながらノートパソコンの生産を続けています。
コロナ渦によるテレワークの普及で、WEBカメラの付いたノートパソコンの需要は膨れ上がりましたがこの勢いは、一定の需要を満たせば、逆にパソコンが売れないと言う時期になるかもしれません。
現在の生産待ち状態が終わる頃には、もしかしたら生産するパソコンメーカーの淘汰も行われるかも知れませんね。
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