私がChromebookに興味を持ち、導入するまでに1年以上の迷い期間があったのですが、1年目の予算があった時点ではAndroidタブレットに使ってしまった事を後悔するぐらいChromebookを使い続けて思った事を書いておこうと思います。
なお、この記事で書いていることは私みたいにWindowsでディスクトップやノートPCを所有しており、Androidのタブレットやスマートフォンも持っている環境での感想になります。
Chromebookを欲しいと思ったきっかけ
2019年に当時メインで使っていたAndroidスマートフォンが、画面サイズ5.3インチだったこともあり、老眼を自覚してたこともあって、使っているアプリの数字判別が小さく潰れて見えるので、安価なAndroidタブレットを探していた時に候補として考えました。
当時は現在のように海外メーカーも技適認証を通っているか怪しい格安Androidタブレット(一度失敗した)ぐらいしかなく、弱体化した国内Androidタブレット市場(と言うか国内ITメーカー市場)を補うようにAndroidアプリが使えるChromebookの存在は、大画面でAndroidアプリを使う目的のあった私には選択支として検討していました。
ただ、当時としては、Chromebookが欲しいと言うよりもアプリを大画面で使えるタブレットが欲しいと言うのが本音だったので、使いたいアプリがChromebookで動かないという情報を得て、Androidタブレットを優先してしまいました。
目的を達成した直後から、キーボード文字入力やAndroidタブレットのスペック的な問題も手伝って、Chromebookの2in1モデルに目が行くようになりました。
タイミング良くGIGAスクール構想でGoogleがChromebookで攻勢に出た為、市場もChromebookが増えて、予算や機能に応じたChromebookの選択幅が広がったのも欲しいと思う気持ちを後押しすることになったのです。
欲しいと言う気持ちが固まってから、まずは利用して体験してみたいと思いましたが、住んでる場所が地方の県庁所在地では無いローカルな市なので、近隣の大型ショッピングモール内にある家電量販店にChromebookなど1台も無いと言う状況でした。
そこでChromebookのオープンソース版とも言えるChromium OSを初心者でも簡単に使えるようにしたCloudReadyを入手して疑似体験してみることにしました。(CloudReadyの導入参照)
実際にWindows7が入っていた富士通のモバイルノートPC LIFEBOOK MH30/Cに導入してみたのですが、Windows10にupdateするよりもちょっとしたネットサーフィンならサブ機としても有効でした。
実際にAndroidアプリを使わないと言う方には、Chromium OSを古いパソコンにインストールすると言う使い方もありかもしれませんが、Androidアプリが使える使えないと言う環境で、Chromebookを持つ価値が変わってくるかもしれないと言う気持ちが購入に動きました。
Chromebook ASUS C214MA GA0028のリファビッシュ品の記事を読む。
ただ、Androidアプリの有無だけで、最初から高額の出費というのも抵抗があったのですが、リファビッシュパソコンの存在が、購入に対するハードルを下げたのです。
実際に購入にあたって思った事
GIGAスクール構想の事もあって2in1モデルでタッチパネル対応と言うのを前提に購入条件を設定したのですが、リファビッシュパソコンで手頃なのが、タブレットとしても使えるセパレート型では無く、360°回転するタイプとして出回っていたASUS C214MA GA0028を選びました。
実際の新品実売価格が6万円台で、リファビッシュ品が2万円ちょいで買える上に多く出回っていた事。それに加え、同型機の中でCPUがN4000ではなくN4020だったモデルであり、とタッチペン付属モデルと言うのも決め手になりました。
購入時点で、Chromebook独自の使用期限である機種毎に設定されたセキュリティ自動更新期間がまだ5年ほど残っていたことです。
最近のChromebookは自動更新の期間が8年間ほどに伸びているようですが、ネットオークションの中古出品を見ると自動更新ポリシーの期間が終わっている機種もあったりするので、現行品を買った方が長い期間使えるのも抑えておくべきポイントだと思います。
購入してもうすぐ1年ですが、気がつくと残り4年とちょっとの期間しか無くなっているので、スマートフォンと同様にある程度の機種変を視野に入れた使い方をして使っている機種での不満点などを次回に活かせるようにしないとと思いました。
私の使い方の場合、上記のテント型を良く使うのですが、メインのWindows端末を使っているときに、テント型にしたChromebookでAmazon Prime Video等の動画コンテンツを見るのに便利な形態だと思います。
Chromebook自体はストレージ32GBでも問題ないのですが、スマートフォンのように多くのAndroidアプリを使うにはストレージ32GBは少し少ない状況ですが、撮影した写真やGoogleドキュメントで作ったようなファイルに関してはGoogleドライブを利用してクラウド保存になります。
基本はクラウド保存ですが、データをパソコン本体に保存する場合はMicro SDスロットに予備スペースを用意しています。しかし実際には外部ストレージにデータを保存して使うような使い方はほとんどしないですね。
半年使用したChromebook
Chromebook上でAndroidアプリが動くと言う機能は、確かに魅力的な内容なのですが、その反面スマートフォン上で最適化されたAndroidアプリは、インストール出来ても起動しなかったりスペック的にカクつく等スペック不足を感じたりしてました。
Chromeを使ってネットサーフィンする分には、Windowsじゃないと言うのを忘れてしまうぐらい普通に利用出来ますね。ただ、日本語入力に関しては、Androidと違ってGoogleのアプリだけなので、Blogの入力にキーボード入力しにくいかなと思ってます。
私の場合、WindowsやAndroidでは、日本語入力にATOK Passportを利用していて、単語登録などが同一アカウントで使っている環境では同期していますので、入力端末としては使い勝手が低下してしまいますね。
Androidアプリに関しては、Amazon Primeのような動画配信アプリとか、Google系の各種アプリなど必要最低限で抑えていますので、今後買うChromebookは、最低でもストレージ64GB欲しいですね。
CPUはCeleronN4020でも通常の操作には問題が無いのですが、GAME等の利用を考慮する使い方をすると、Windows同様にcore i3以上メモリ8GBで、ストレージもeMMCではなくSSD搭載している機種が欲しくなります。
まぁ大画面でGAMEをすると言う内容に関しては、動作適合の問題も含めて、ChromebookよりもまだAndroidタブレットの高スペックモデルが良いと思いました。
Windowsをメインで使いながら、サブPCとしてブラウザを利用で調べ物をするとか、タッチペンを使ってメモしたり、補助的なポジションであればWindowsでなくても機能的に支障なく使えるので、用途を考えるとWindowsよりも低価格で導入出来るので、選択支として今後も1台は保有しておきたいですね。
ネックとなるのは、自動更新期限が機種毎に違って定期的な機種転換が必要になると言う事でしょうね。価格と年数で買い替えの負担もそこまで苦にはならないので、スマートフォンの機種変感覚で変えて行くのが良いと思います。
総括と現実
ExcelにしろWordにしろOffice製品アプリは、Microsoft製なので、Windowsとの連携ありきで作られている環境を考えるとやはりビジネスシーンにはWindowsパソコンを使う事がベストですが、前章でも話したように機能を絞ってサブ端末として目的を持った利用が良いと思います。
ちょっと画面を開いてキーボードで検索キーワードを入れると言うような、ちょっと使う用途にWindowsよりも気軽なイメージがあるのです。
Windowsに親しんだ人が、Chromebookを導入に目を向けるのは、メイン端末を利用しながらサブ機をちょっと使ったり、気軽に喫茶店などでネットサーフィンしたり気軽な感覚で普段使い出来るなら、価格帯としても軽快な操作でもChromebookと言う選択支はありと思います。
かつて、WindowsのVersionが世代交代する時に操作方法がちょっと変更になっただけで、古いVersionにしがみついている感覚では、抵抗があるかも知れません。
WindowsもChromebookもMacBookも用途に応じて使い分けしている方なら、個人で利用価値を見出す事が出来るでしょう。
認知度が上がっているオペレーティングシステムなので、まだまだ外出自粛を余儀なくされている環境ですので、この機会に導入も検討しても良いと思います。
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