今回、KDDIの通信障害で、緊急時の様々な通信環境を考える必要があると考えましたが、Wi-Fiスポットを利用出来れば、非通知でもかけられる相手なら、固定電話に対して通話できる手段として、Microsoft 365 Personal利用で通信障害対応が可能という事に気がつきました。
Microsoft365は、WordやExcelなどのOfficeソフト一式を常に最新バージョンで5台まで使用可能なサブスプリクションですが、OneDriveと言うクラウド保存サービスを1TB利用と、Skypeの固定電話等一般回線への60分無料通話が利用可能になっているのです。
Skypeのアプリを立ち上げたら、Microsoft365を利用しているアカウントで、Skypeにログインします。
下にあるメニューで通話を選択して、右に出たパッドをタップすると左のような画面になります。
月額プランの所に通話可能な時間が表示されていますので、通話時間が足りない場合は、クレジットカードで料金を追加することも可能です。
Skypeには、電話番号を設定して、相手に番号を通知する機能もあるのですが、残念ながら日本はサービス対象国になっていないので、着信は非通知の表示になりました。
SMS認証などを利用してスマートフォンの電話番号に設定出来るのであれば、もっと使いやすくなるのですけどね。
近くのWi-Fiが使える場所を探す必要はありますが、固定電話への連絡手段を確保出来ると言うわけです。
Microsoft365を利用している方にとっては、60分までの利用なら何度かけても追加料金無しで、非通知ながらも固定電話への連絡が可能となりますので活用されると良いかと思います。
110や119等の緊急電話に関しては、Skypeで発信した場合でもキャリアの回線に接続と書いてあったので、通信障害時は利用出来ないようです。後日Microsoftに効いてみようかと思います。
総務省は、Skypeのようなアプリを使える環境を、公共施設で非常時にキャリアを問わず、利用出来る緊急Wi-Fiスポットを各キャリアと準備するなど、対策を何故立てないのでしょうか?
今回が初めてでは無く、他のキャリアでも発生している事案なのに後手に回りすぎです。
今回の通信障害は、自己防衛の範囲を超えています。キャリアに責任を押しつけるのでは無く、非常時の対応は国の仕事だと思います。
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