ノートパソコンを初めて購入したのは、まだThinkPadがIBMの製品だった頃で、搭載していたOSもWindows98SE(Second Edition)でしたが、ノートパソコンとバッテリーの関係を言うとお世辞にも良いものではありませんでした。
まだ、省電力のモバイル向けCPUと言うものが、出回っていない時代だったので、現在のノートパソコンとバッテリーの関係とは、かなり違った運用をしていたと思います。
私が使用していたIBM ThinkPad iシリーズ1200は、あのWindows ME発売直前にリリースされ、手続きをすると無償で、Windows MEとサポートディスクCDが送られてきたモデルです。
CPUも当時のCeleronを使用していて、お世辞にも性能が良いとは言えない機種でしたが、メインパソコンとして既に自作機を運用していたので、サブ機として場所を移動しても使えると言うノートパソコンのメリットを重視した運用になっていたと思います。
ただ、当時は当たり前と思っていたのですが、省電力化が進み、性能も驚くほど向上した現在のノートパソコンを使っていると、当時と今ではノートパソコンとバッテリーの関係性が、かなり違っていると思い知らされるのです。
ノートパソコンは、日本の住宅事情から開発が進んだと言われているように、デスクトップパソコンを置くスペースの無い家でも使えるパソコンと言う事で、現在では、個人向けで売れるのは、ノートパソコンが8割を超えているとまで言われています。
携帯電話に代わって、iPhoneを皮切りにスマートフォンが移動端末として君臨すると、省電力でバッテリーの実用時間を延ばしながら、長時間利用出来る環境が整ってきました。
まだ、Windows98の時代には、消費電力の関係で、何処でも持ち運び可能なノートパソコンのバッテリーは、数時間で切れてしまい、ACアダプターをコンセントに差したままにしないと、満足な仕事も出来ないほどでした。
スマートフォンのようなモバイル端末の進化で、省電力化が進んだことで、今ノートパソコンもバッテリーの長時間駆動が可能となり、コンセントのある場所に縛られると言う過去の呪縛から解放されようとしています。
ノートパソコンとバッテリーの関係は、切っても切れない物があるので、実働時間の長時間化とバッテリーの寿命を延命させる技術は、今後とも発展することを期待しています。
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