パソコンは、スマートフォンよりもシニア層に浸透しているIT機器である反面、便利に使える部分しか知らない方も多く、不安を煽る内容に要注意が必要だと改めて、注意喚起した方が良いかと思い、書いています。
実はこの記事の内容は、以前にシニア向けに書いている「シニア世代のパソコン9ーインターネット詐欺を知ろう」でもご紹介しているのですが、師走でインターネット通販も忙しくなる時期に大事な事なので、2度書いておきます。
先日、顧客からの問い合わせで、明らかにWindowsのエラーを装った詐欺内容のWEBページが出て、警告の音声が繰り返されるという内容で相談を受けました。
電話越しにでもわかるMicrosoft詐欺WEBサイトお馴染みの音声ガイダンスに、まず詐欺だから、不安を煽る内容に要注意ですと前置きして、パソコンは異常ではないと断言し安心して貰いました。
パソコンの利用者にとっては、サポートからエラー連絡やシステムトラブルなどパソコンが使えなくなる不安を煽る内容は、知識不足から焦ってしまうという精神的な隙に付け込んできています
しかし、不安を煽る内容に要注意と表題に書いているように、「重要」「危険」「利用制限」「初期化」などの不安を煽る内容が含まれるメールや画像のようなWEBページは、落ち着いて調べれば、おかしいところが多いです。
上記のWEBページでは、明らかにおかしいフリーダイヤルが0120でなく通常の市外局番という点で、一般的に詐欺とわかるレベルですが、不安に煽られていると冷静な判断力が低下してしまい、見落としてしまうのです。
フィッシング詐欺メールで言うならば、メールアドレス以外の個人情報が全く記載されていないと言う点が上げられます。正規の会員登録しているアカウントで何かしら問題が起きているなら、一部を伏せ字にした会員番号や名前などの個人情報が、記載されていたりします。
それに実際にメーカーからの不具合連絡は、もっと具体的な内容で、事実関係だけを冷静に書いてある連絡文章が大半です。
最近、よく見かけるSNSのアカウント乗っ取りなどは、ニュースなどでお馴染みの流出した個人情報を元に行われることが多いですが、パスワードを誕生日などのわかりやすい番号にしていない限り、そのまま突破されることはありません。
いつも利用していない端末以外から、パスワード変更をしようとしても、運営側からの確認メールで拒否すれば、乗っ取りを防ぐことは容易です。
既に情報が出回っているフィッシング詐欺メールに関しては、迷惑メールとして除外してくれるメールが多いですが、使い捨てのアドレス情報になりすまして、迷惑フィルターを突破してくるフィッシング詐欺メールも多いですので、不安を煽る内容に要注意しながら、偽メールや偽WEBサイトを撃退していかなければなりません。
以前にも紹介した不安を煽る内容に要注意の詐欺行為ですが、大事な事なので、2度記事にしました。不安に思ったら、まず落ち着いて不安情報のあら探しを行ってみて下さい。フィッシング詐欺メールは、思いのほか正規のメールではありえないミスをしていますよ。
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