先を見越して、新規格のWi-Fi7まで対応したWi-Fiルーターも検討したのですが、ごく一部のハイエンド機器以外で、Wi-Fi7を見かけないので、実用性を重視したハイエンドモデルBUFFALO Wi-Fiルーター WXR-11000XE12のレビューをしていきます。

Wi-Fiルーターって数千円の安いのじゃだめなの?

電波の出力や無線で接続する台数と速度を考えると高い機種を選ぶようになってしまうのですよね。
BUFFALO Wi-Fiルーター WXR-11000XE12の製品紹介
箱を持った時点で、今まで使用していたWi-Fiルーターとは一線を画すインパクトのある商品だと思ってしまいました。

BUFFALO Wi-Fiルーター WXR-11000XE12を開封してまず思ったのが、従来のWi-Fiルーターよりもかなりずっしり重いことです。
WXR-11000XE12のインターフェース
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上記写真を見ておわかりのように、接続ポートは一般的なWi-Fiルーターのように背面ではなく、側面の片側に集中しているので、Wi-Fiルーターの設置する場所での配線と向きについても注意が必要です。
インターネット側とLAN側の1ポートは通信速度が10Gbpsになっているので、光インターネットの高速通信にも対応できています。
反対側の側面は、AOSSボタンやルーターのモード切替などが配置されています。
USB3.0対応の外付HDDやSSDを接続して、簡易NASとして運用できますが、ストレージのフォーマット形式はFATにしないといけないので、Windowsでフォーマットする際には、注意が必要です。
無線Wi-Fiは、Wi-Fi6Eまでの通信規格に対応しており、最大64台のWi-Fi機器を接続することが可能です。
Wi-Fi6Eとハイパワーなアンテナ
実はこの機種を選ぶときに、Wi-Fi6EのハイエンドであるWXR-11000XE12と最新規格のWi-Fi7対応機種とどちらかを選ぶか迷ったのですが、同じ4本アンテナで同サイズのWi-Fi7対応機が2機種存在します。
本機WXR-11000XE12と同程度の価格の方は、インターネット側が1Gbpsと高速インターネット回線に対応できませんし、Wi-Fi7機種で10Gbps対応のハイエンドモデルは、購入時点で倍近い価格となっていたので、完全な予算オーバーでした。
我が家の端末事情を考慮しても、まだまだWi-Fi6ですら数えるほどしかない環境で、Wi-Fiルーターばかり規格を先行しても適切な設備投資ではないという判断での選択でした。

バッファロー歴代のwi-fiルーターハイエンドモデルでは、定番となっている4本の指向性アンテナですが、本体もアンテナも歴代モデルより大きくなって より ハイパワーな電波を飛ばせるようになったようです。
直前まで使用していたWi-FiルーターBUFFALO WSR-5400AX6-MBも、Wi-Fi6までは規格をカバーしていたのですが、電波の範囲が狭かったと言うイメージがあってメッシュWi-Fi対応の中継器まで導入したのですが、中継地点が電波を拾わなかったり感度が悪かったりして、活用出来ていなかったのですが、WXR-11000XE12に交換後、Wi-Fiが繋がりにくい風呂場の直前に中継器を置くとお風呂でもWi-Fiの感度がかなり向上しました。
4本の指向性アンテナは、平べったい部分が特に電波の感度が強くなるように設計されているので、1本だけアンテナを上向きに倒して、2階方向へ電波が強く飛ぶように1本のアンテナだけ倒しています。
BUFFALO Wi-Fiルーター WXR-11000XE12の総評
市販されている従来のWi-Fiルーターよりも大きくて重量のあるハイパワー機にふさわしい、存在感のある外観をしていますね。

画像のように直前まで利用していた一般的なBUFFALOのルーターサイズとは、一線を画す大きさだと実感します。
2025年時点で我が家のWi-Fi通信環境では、Wi-Fi6Eまで使える最上位のインターネット環境を作れる贅沢な選択だったと思います。
少し広めの家でも中継機を使ったメッシュWi-Fiで十分に安定したWi-Fi環境を構築するには、4本アンテナを装備したBUFFALOの機種はぜひとも導入して欲しいですね。
数年後の技術進歩で、ミドルクラスのスマートフォンやPC関連の機器でもWi-Fi7が普及する頃まで、十分に現役で通用するWi-Fiルーターだと思います。