仮想通貨ビットコインが価格を大幅に伸ばす一方で、マイニングを行う際に大量の電力が浪費されていると言う問題を受け、中国政府が動いた結果、思わぬ所に反動が現れたようです。中国のマイニング規制に伴うグラフィックボード価格の下落が確認されています。
中国の安い電気料金に目を付けたビットコインのマイニングを行う企業等が、マイニングを行う大規模な設備を中国に作っていたことが電力の浪費につながり、2021年5月にビットコインの取引とマイニングを禁止する方針を明らかにしたことで、ビットコインの相場が4月に700万まで上がっていたのが364万(7月13日現在)へ下落してしまいました。
ここで、何故ビットコインの相場に絡んでグラフィックボードの価格が影響するかというと、マイニングを行う為にグラフィックボードの複数使用による性能向上を利用してマイニングを有利に運用しており、グラフィックボードのチップが不足した事によるものだそうです。
中国政府がマイニング禁止したことにより、グラフィックボードが本来使用しているゲーマー等のユーザーに入手しやすい環境に戻ってきたことから、価格もかなり下降している模様です。
一般の消費者に影響を及ぼすような異常な価格には、今回のような規制措置はどんどんやって欲しいと思いました。CPUもそうですが、GPUもチップセットの安定した供給と正常な価格帯で取引価格が維持出来るような仕組みが出来ればと思います。
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