徐々に無線LANルーターやスマートフォンなどWi-Fi6に対応した機器が増え出しているのですが、現状ではまだ大元の通信網が整備されていない状況で、Wi-Fi6対応機器普及の足かせとなっています。
光回線のインターネットは一部で10Gbps対応の高速回線がテスト運用を開始するらしいですが、家庭に設置した回線の終端装置の対応機器との交換や無線LANルーターの見直しを行わないと回線を高速化しても非対応機器が足かせになり、従来のスピードしか出せなくなってしまうのです。
従来の規格で有線LANは1Gbpsまで対応のものでしたが、このままではせっかく10Gbps回線を導入しても意味が無いのです。
そしてWi-Fi6対応のルーターも安価なモデルは、肝心の入口が1Gbpsしかなくインターネットが10Gbps対応のサービスを開始してもルーターの仕様で速度が減衰し、意味の無い事になってしまいます。
現状でWi-Fi6が必要な環境というのは、Wi-Fi6ルーターを挟んで対応機種同士で直接、動画などの大容量データをやりとりするぐらいしか、Wi-Fi6の恩恵がありません。
キャリア各社の5G回線の全国普及や次世代光回線10Gbpsの全国普及が進まない限り、対応端末だけが先行してしまい、無用の長物になりかねないのです。
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