パソコンを改造すると問題になってくるのが、技適マークを取得した状態と部品を変えてしまうとパソコン本体の技適が無効になってしまうので、パソコン改造と技適マークの事を確認すべく、総合通信局に問い合わせてみました。
パソコンの部品を違うものに交換すると技適が無効になって違法になると言う事なのですか？
技適マークは厳密に言うと通信関係の機械における電波の合法性を検査されている商品に、認定されて許可を得るものなので、通信機能が変更されると違法になる可能性もあるのです。
ともあれ、わからない事は、技適マークの専門である総務省の総合通信局に聞いてみるのが一番と思い、最寄りの総合通信局を調べて連絡してみました。
前提として、パソコンの改造によって総務省に届け出された内容と異なる状態になるので、パソコン本体の技適マークが無効になってしまう事と、無線LANカードのモジュール自体に技適マークが適用されている場合の法的な解釈について聞いてみたのです。
古いパソコンの場合、無線通信も古い規格しか使えないのでしょうか？
新しいパーツは単独で、技適マークを取得している場合、パソコン本体にはなくても大丈夫なのかと言う事を総合通信局に問い合わせてみたのです。
通信モジュール自体に技適マークが適用されるので、アンテナなど規格外の部品を装着していない限りは、パソコン本体の技適マークが無効でも法的には問題ないそうです。
裏を返せば、最近の中華製ミニPCの販売ページを見ても技適マークの有無が確認出来ないことが大半ですが、蓋を開けて装着されているWi-Fiモジュールが、Intel製など通信モジュールだけで技適を取得しているならば、問題は無いという事になります。
Wi-Fiのモジュールは、大手メーカーが作っていることが大半で、技適マークを取得しているケースが多いと思います。
中華製ミニPCの技適マークを気にして、購入を躊躇していたなら、ひとまず買ってから蓋を外すだけでモジュールを確認したり、技適マークを取得しているIntel製のWi-Fiモジュールと交換するとか合法的に技適マーク非対応のパソコンをWi-Fi利用する事は可能という結論になりました。
