巷でトラブル続出とメーカーリコール要望の高かった影響か、定価が5万円ほどするのに、SIMフリー版の未使用品が2万円(当方購入した2022年5月頃)と格安だったため、思い切って購入し、問題のあったAQUOS sense 5Gを使ってみた結果をご報告しておきます。
先にお断りしておきますが、メーカー側が非を認める発表を行った数ヶ月後に購入している未使用品を入手して3ヶ月ほど使用した段階でのレビューだと言う事をご報告しておきます。
まず既出の頻繁に起きる再起動などで正常動作に支障が出ると言う世間の評価を念頭に、サブ機での使用やファームウェアの最新版への更新を購入時にまず行いました。
購入時には、Ver.01.00.01と言う初期Versionだったので、開封後にすぐ、versionを購入時の最新だったver.02.00.02にアップデートしました。
Versionを1つ1つ更新していかないといけなかったので、ver01.00.12の最終更新まで10回以上の更新を行った後、Android12へのアップデートを伴うver02.00.01に更新を行い、しかる後に最新版までのアップデートを繰り返しました。
このレビューを書いている時点の2022年8月12日現在では、ver.02.00.04にアップデートしてあります。SIMフリー版は、ver.02.00.04で最新版なのですが、ネットで確認したところau版は、ver.02.00.06まで更新されているので、キャリアモデルとSIMフリー版での仕様の差などもあるのかもしれないですね。
過去の再起動を繰り返す事象など、あちこちのユーザーコメントを見て回りましたが、AQUOS sense4と同じ基盤面積で、部品がかなり増えているらしく、制御不能の状態は、パソコンの熱暴走に似た症状が見受けられたので、サブ機としてしか使わないので、長時間で熱を持つ可能性があるゲームなどの操作は、別のスマートフォンに振って、利用するアプリの数が少ない状態にしています。
参考記事「【独自】3ヶ月で壊れる格安スマホ「AQUOS sense5G」不具合をシャープが認めて謝罪、再起動ループやWi-Fi利用不能は製造上の問題が原因で修理以外の解決策は無し」
不具合の影響かどうかはわかりませんが、私にとっては初めてのSIMフリー版だったので、メーカー製でロックがかかって削除できないアプリが極端に少ないのが、印象的です。
私のようにサブ機としての運用で、通話は要件だけで長話をしないとか、ちょっと楽天関係のアプリだけを使うとか、調べ物だけちょっとブラウザで検索すると言う短い時間での使い方を中心に運用していて、尚且つ、上記の参考記事のようにメーカーの言う初期ロット以外なら起きない不具合だとしたら、このまま使い続けることが出来るのかも知れないと言う思いも密かに願っています。
そうであることを前提に、実際の使用した感想を書いてみます。
SHARPが独自に搭載してるエモバーというアプリで、AlexaやGoogleアシスタント、Siriのようなものが搭載されています。記憶が正しければ、5年前のハイエンド機であるAQUOS R初代で搭載されたもので、AQUOS Rにロボクルなる専用の充電台兼回転台みたいなのがおまけで付いてきてたのですが、AQUOS sense5Gでも普通に使えます。エモバーもSHARPに登録すれば、旧型機で使っていた設定を引き継げます。
つづいて、カメラですが、これは見て貰った方が早いと思い、事前に撮影していた情景写真を置いてます。
オリジナルの半分のデータ量まで、減らしてホームページで掲載可能なサイズに変更しましたが、下記のサムネイル画像をクリックすると、大きなサンプル画像が出て来ます。
※画像をクリックすると大きな画像が見れます。
昔から、SHARPのくせに全体的にモヤッとしたような少しピンボケ気味の写真が多く、カメラで選ぶならAQUOSはスルーという頃を考えるとそこそこに撮れる写真は、AQUOSでもボチボチ撮影できるようになっていますね。
ただ、ライカのレンズを搭載したハイエンドモデルがどれほど性能的なアドバンテージを取っているかは不明ですが、とりあえず取ってSNSにアップする程度の画像であれば、問題ないレベルには仕上がっていると思います。
ちょこっと使うような用途には、今のところ正常に動いていますので、改良済みの後期モデルである事を祈るばかりです。
正直不安要素を払拭するためにも、問題のあるロットはナンバーを公表すべきだと思うのですが、それをやると無償修理を言ってくるお客もかなり増加するかもしれないので、メーカーもさりげなくやり過ごすのかもしれませんね。
追記:1年使用、Android13に対応
未使用品購入から1年が経過し、Androidも購入時のバージョンAndroid11からAndroid12へとバージョンアップしていたのですが、ネットで見られるような不具合もほぼ無かった状況でした。
今年に入り、au版などSIMフリーよりもアップデートが先行していたキャリアモデルがまさかのAndroid13対応となって、SIMフリー版のAndroid13対応が期待大になっていました。
2023年4月に私が使っているSIMフリー版も遂にAndroid13に対応しました。現行のAQUOS sense7や前モデルのAQUOS sense6がAndroid13になるのは、理解出来るのですが、2つ前のAQUOS sense5GまでAndroid13にバージョンアップしたのは、予想外の嬉しい誤算でした。
しかもバージョンアップは、AndroidのOSだけではなく、SHARPのカメラアプリも現行のAQUOS sense7と同等に更新され、ズームなどの使い勝手が向上しました。
初期生産分の不具合があった反動か、Android13に更新されて、使用開始当初よりも使用頻度が上がっていますが、今のところ大きな問題なく使えている状況です。
コメント
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