インターネットの通信環境が、10Gbpsの高速プラン登場やWi-Fi6規格の高速無線LANルーターを各社が商品展開を開始したので、インターネット環境機器や備品の買い替えもそろそろ考える時期かもしれません。
旧式の機材では次世代の高速通信に非対応のケースも徐々に出始めています。機械だけでなく、接続する有線LANケーブルにも種類があり、新しい高速の規格に合わせて選ぶ必要があるのです。
現在、LANケーブルはカテゴリー5,5e,6,6A,7,8が製品としてラインナップされています。(某パソコン周辺機器メーカー参照)上位カテゴリーの8を買えば良いのかと安易に考えていたのですが、カテゴリーの性能比較を調べていて、ちょっと違う気がしてきたので、Google検索で調べて見ると、「LANケーブルはカテゴリ6Aで十分、むしろ7以上は買うな」と言う記事を見つけて興味津々で読みました。
日本のIT関連企業を正規会員として各種規格などを審議している一般社団法人電子情報技術産業協会(以下JEITAと略)の情報・産業社会システム部が行っているLAN配線技術セミナー2018のQ&Aで、カテゴリー7で通常のLANケーブルに使用されているRJ45コネクタではcat.7の性能を満足出来ないと指摘しており、不適切な表現であり「誤表記」と考えられると言われてます。
ちなみにRJ45コネクターを使用しながら、cat.7扱いの製品を出している主だったメーカー2社はいずれもJEITAの会員ではありませんでした。
上記参考サイトに掲載されている情報を踏まえ、一般家庭における無線ルーターに使用するLANケーブルは2020年現在、カテゴリー6Aがあれば次世代の10Gbpsにも対応出来るので、将来的にCAT.7以上が必要になるにしても2020年現在では、数年後の買い替えを加味してもCAT.6A規格のLANケーブルで十分にまかなえるので、ケーブルのコーティングなどで値段の高いカテゴリー7や8を使う必要は無いと言う結論になりました。
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