ワイヤレスマウスなどの周辺機器に多用される乾電池についてお客様から質問されたので、その回答も踏まえてこちらで書いておきます。私が乾電池と充電池の使い分けの基準にしているのは、電池の交換頻度です。交換頻度が少ないものは、乾電池で頻繁に交換を要するのは充電池ですね。
この区分は、充電池の寿命や繰り返し充電回数を加味して1本あたりの実売価格を踏まえて検討した結果を踏まえての私見になります。
最近、パソコンの周辺機器であるマウスを量販店などで探した方はお気づきかもしれませんが最近のコードレスマウスは、電池寿命が2年ぐらいあるモデルも多く、最初に付属しているマンガン電池でもそれなりに長い時間使えたりします。
充電池の寿命は充電回数で設定されていることが多いですが、メジャーな充電池eneloopを例に取ると、新JIS規格では通常のeneloopが600回充電で1日1回の充電を要するものでも約2年は使えると言う事ですので、1回の充電で1年持つような状況で使っても600回の充電回数の大半を残して経年劣化による寿命(ニッケル水素電池で7年ほどと言われている)が来てしまい、逆に1本あたりの単価が高い分、充電池を使う意味が無くなってしまうと言う事になります。
電池充電式のスマートフォン予備バッテリーなどに充電池を使うのは、充電回数が多く乾電池よりも経済的ですが、マウスのように長期交換を必要としない部分は乾電池で対応するという使い分けをすることで、経済的な利用が出来るのではないでしょうか。
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