LANの無線技術は、ここ10年の間に飛躍的な技術発展を遂げ、通信速度は一般的に製品が出回りだした当初の11Mbpsから、54Mbpsを経て現在では、最大600Mbpsにもなる高速通信が可能になっています。
ノートパソコンやタブレット、スマートフォンには当たり前のように無線LANの子機が内蔵され、インターネットはWi-Fi環境でやるというのが標準化してしまってるのかもしれません。
ところが、パソコンを無線LANで繋いでいると、ごくまれに繋がらないというトラブルになる事があります。私のお客さんからもたまにインターネットが繋がらなくなったという依頼で行くと無線LANの不具合がトラブルの過半数と言っても過言ではありません。
原因不明で、昨日まで繋がってたのに無線LANが急に繋がらないと言うときは、多くの場合、無線ルーターの電源を切って、再起動してやると復旧します。
「では、原因って何だったんだろう」と思ってしまう方もいらっしゃると思います。無線ルーターの設定画面を開いて設定変更をしたことのある方なら、気がつくかもしれませんが、設定を変更するとルーターは新しい設定を読み込むために、再起動を必要とします。
無線ルーターは設定変更時に再起動するって事は、パソコンと同じですよね?新しいソフトやファイルを取り込んだりするとパソコンは、設定を有効にするために再起動して新しい状態で動くようにします。
パソコンも無線ルーターも機械がプログラムを読み込んで動くという部分では共通してるんですよね。だから、設定が変わると新しい設定で動かすためには、最初から設定を読み込み直さないとスムーズに動かないのです。
新しいファイルを作ったり、データを更新したり、ソフトを追加したりするパソコンに比べて、無線ルーターは、設定画面で変更をしないと再起動する必要は無いと思われてしまいます。
しかし、実際には無線ルーターで繋いでる機器の電源が入ったり切れたりするたびに、内部の接続情報を更新しているのですから、長期間使い続けると、不要なデータが溜まってしまい、機械が誤動作する原因になったりしてしまうのです。
パソコンは使わない時間に電源を落としても無線ルーターは、そのままというのがほとんどですよね。だから、定期的に再起動してやることで繋がらないというトラブルを回避することが出来る場合が多いのです。
そろそろ、BUFFALOの無線ルーターあたりに、定期的な自動再起動の設定が付いても良いんじゃないかと思うのは、私だけでしょうかね~
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