現在、ソフトバンク用の端末として、昨年、未使用のXiaomi redmi note9Tを購入して、手持ちのスマートフォンでも当面は大丈夫だったのですが、誘惑に負け、SoftBank専売のAQUOS sense7 Plus購入しeSIMを初導入してみました。
AQUOS sense7 Plusの商品レビュー
SoftBankのオンラインショップで購入するのは初体験で、SoftBankでスマートフォンを買うこと自体が5年振り、初代AQUOS R以来ですね。今回は、SoftBank直営のオンラインショップで購入したので、面倒な「最初だけこのオプション付きます」みたいな代理店からの斡旋も無く、通常のスマートフォン料金だけの支払いにしました。
Xiaomiのredmi note9Tでは、SoftBankのアプリに加え、Xiaomi独自の搭載アプリがかなり多く、消せない問題で自分が入れたいアプリを入れると動きが悪くなる問題が、最近無視出来ないレベルになってきたので、6.5インチに近い大型画面とメモリー6GB使えるAQUOSの綺麗なIGZO液晶の誘惑に勝てずに購入した次第です。
AQUOS senceシリーズ大きさの対比
私はサブ機で、別途レビューしているAQUOS sence5G(AQUOS sence5Gのレビュー記事へ)も使っているのですが、今回のAQUOS sence7 plusでは、画面が大型化しているにも係わらず、その重量は逆に軽量化され、サイズ差も伴って、とても軽く感じますね。
AQUOS sence5Gに比べて、ほんのわずかですが、厚みもミリ単位で薄くなっており、大きさの対比も相まって、薄っぺらい印象になっています。
AQUOS sense7 Plusの外観
AQUOS sense7 Plusのカラーは、ブラック、シルバー、ディープカッパーの3種類ですが、ライトカッパーが無くなったので、一気に暗いイメージになってしまいましたね。
私は、歴代のAQUOSで、パールホワイトを愛用する傾向にあったので、明るい色もラインナップして欲しかったですね。ケースで色のイメージを払拭するしか無いかもしれません。
まず、AQUOS sense7 Plusの外観上面からですが、nanoSIMとMicroSDのトレイがSIMピン無しで開けられるようになっているのは、AQUOS sence5G同様ですね。
続いて、AQUOS sense7 Plus右側面には、上(横向きの写真では左)から音量ボタン上下と電源ボタン、指紋センサーの順で配置されています。指紋センサーは低い位置にありますが、片手操作モードを利用する際に合わせているのでしょうか。人によっては使いにくく感じるかも知れません。
電源メニューを呼び出すのは、電源ボタンと音量の上側を同時に押すと、画面上に電源の選択メニューが出てきます。
AQUOS sence5Gで採用されていたGoogleアシスタントボタンは無くなりましたね。邪魔と思っている人も多かったようなので、良かったです。
最後にAQUOS sense7 Plusの底面ですが、物理ヘッドフォン端子が搭載されているのが嬉しいですね。最近では省略されているモデルが多くなっていますし。中央には、Type-C端子を備えており、充電やデータ移動などに利用出来ます。
AQUOS sense7 PlusをeSIM運用する
AQUOS senseシリーズもsense5Gでは、デュアルSIM化するのにMicroSDが使用不可になるデメリットがあったのに対し、先代からeSIM対応機種となり、SIMスロットはシングルSIM+MicroSDと言う構成でもデュアルSIM運用が可能になりました。
数ヶ月前、18歳になった息子のスマートフォン回線名義変更手続きも同時に行う為、近隣のSoftBankショップを訪れたのですが、息子がiPhone13PROを購入するときもeSIMにするかという選択は聞かれず、物理SIMで渡されていました。
よほど、世の流れで、AQUOS sense7 PlusのデュアルSIM化は、認めざるを得なくなったとしても他社キャリアとのデュアルSIM化に消極的なキャリアの実情を垣間見てしまった気がします。
それは、今回、オンラインショップで購入したときに付属していたeSIMでの開通手続き手順を見ても明らかです。操作に不慣れな人には、手順通りに操作すれば開通出来ると言うレベルでの説明は、期待にほど遠いほどなされていません。
概要が大雑把に書かれているだけで、その手順は、複数のインターネット環境が前提だったり、パソコンで、詳しく書いてある場所を探したりして、便利な環境を使うための準備は、利用者にとって敷居の低いものではありませんでした。
説明の最初の方に電話帳のバックアップについて記載されていますが、Androidをお使いでGoogleの連絡帳を使っている方なら、旧型機と同じアカウントでログインするだけで、そのまま利用出来るので、きちんと説明すべきだと思うのですけどね。
あくまでも自分の所のサービスを使わせようと、選択支を消費者に与えていないのは、ちょっと不味いのではと思いました。
そして、せっかくAQUOS sense7 PlusをeSIMで開通させたとしても今度は、デュアルSIMする為の周波数による障害が待っているのです。
AQUOS sense7 Plusの周波数対応バンド問題
時代の流れに反して、相変わらず、専売モデルにありがちな、SIMロックを解除しても意味が無い他社キャリアの周波数Bandを解放していない状態で、他社キャリアのプラチナバンドエリアを完全非対応としています。
プラチナバンドが無い状態でも電波が入る地域では、楽天モバイルは、繋がる場所なら普通にデュアルSIM状態で、楽天のSIMも使えました。電波の受信が可能ですが、AQUOS sence5Gの5Gを拾うエリアでも4G受信になっていたので、設定を見直して後日再度チェックしてこようと思います。
ローカルな場所で高いビルがあまり存在しない地域なので、エリア圏内なら楽天モバイルも普通に繋がる状況ですね。
とは言え、プラチナバンドで繋がりにくい場所での電波状況をカバーしている現在の通信環境の状況では、他社キャリアで実用的に使えるとは言えませんね。この機種最大の欠点だと思います。
私は、鎖国政策を行うよりも利用幅を増やした上で、自社のサービスや価格を見直して、デュアルSIMやeSIMを逆に上手く活用する戦略の方が、多くの人に受け入れられると思うのですが、皆様はどうお考えですか?
楽天5G後日追記
前回の調査の時は、楽天5Gの電波出力が弱かったみたいで、後日別のエリアで確認したところ正常に楽天モバイルでも5Gをつかんでいます。
AQUOS sense7 Plusの性能とか機能について
生体認証は、顔認証と指紋認証を併用しており、顔認証はマスク使用でも問題なく、ログイン出来ます。認識速度もそこそこで、操作してても遅いとは感じ無い程度には反応してくれます。
AQUOS sense7 PlusはIGZO液晶で、ゲームなどでも優位になるリフレッシュレート120Hzや240Hzに対応という高画質設定が可能となっていますが、6GBのメモリーも伴って、それまでXiaomiのredmi note9Tを重く感じていさせていた元凶のゲームをこちらに移植したところ、redmi note9Tはかなり軽く感じるようになりましたが、AQUOS sense7 Plusでは、それほど足かせになっていないのです。
決定的な違いは、AQUOS sense7 Plusが削除出来ないアプリがかなり減っていると言う部分と、SnapDragon695 5Gにも係わらず、antutuベンチマークで40万近いスコアを出していると言う驚きのチューニングでしょうか。当方が測定したときは、39万7千でしたが、レビュー動画などを見ると40万越えも確認出来ましたので、約40万とさせて頂きます。
カメラ性能に関しては、近くで景色を撮影してきましたので参考にして下さい。
スマートフォン本体で見た時は、めっちゃ綺麗!と思ったのですが、パソコンに移動してFHDの液晶で見ると少しもやっとした感じがします。
持っている機器の性能差もあるのかも知れないですが、歴代AQUOSの写真と言う部分では、パソコンで見る画像に納得してしまいました。(Autoで適当に撮った画像です)
後は、別件で言うと、基板の関係なのか、sense5Gまでは、充電表示はLEDの色で、いつでも充電中と充電完了というのがわかっていたのですが、AQUOS sense7 Plusは液晶画面で充電状況が把握出来るようになっています。
でもこのやり方だと画面が付いてない状態だと、わからないのですよね。物理的なパーツ削減とかだと思うのですが、価格を考えると少し微妙でした。
音はステレオサウンドなのが、各キャリアで展開したAQUOS sense7との差になっていますが、個人的には、そこまで音質にこだわるなら、高性能ヘッドフォンがあればとも思うので、ちょっとした動画再生に臨場感あるから良いかなと言う感じですね。ちょっと高音が耳に付く感じもしましたが、実用の範囲内と思いました。私見ですけどね。
AQUOS sense7 Plusの感想
正直に言うと、バランスの取れた設計にはなっていると思うので、特にカメラがとかこだわりの無い方には、SoftBankからの乗り換えしないと言う前提なら、ありかもしれません。
eSIMの問題に関しては、デュアルSIM化とBand規制の問題も絡んでくるので、SoftBankとの併用前提で無ければ、お勧めしませんし、SIMフリーが出ないなら次の世代の機種に先送りする方が良いと思いました。
追記編集をしている2023年11月現在では、既にAQUOS sense8が登場しているので、値が下がり出すAQUOS sence7の未開封品を市場で探す方が賢いかも知れませんね。
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