スマートフォン市場で世界2位まで浮上しているXiaomiは、技適マークの取得でここ2年の間に日本市場にもかなり入り込んできましたが、iPad1強だった日本のタブレット市場に殴り込みをかけるように参入したXiaomi pad5のご紹介です。
Androidのタブレットは、全体的に日本では極端な安い中華製か世代遅れのキャリア販売のタブレットぐらいしか展開していない感じで唯一の日本メーカー製と思われるNECですら、LenovoのOEMで純粋な日本産とは言いがたい状況でした。
5万円を切る価格帯で、SnapDragon860を搭載する上にリフレッシュレート120Hzの11インチディスプレイなど、iPad一強だった高性能モデルの低価格化を実現する布石になるモデルになると推測されます。
ストレージも128GBと256GBから選択出来て、メモリも両モデル共通の6GBを搭載しているので同価格帯で発売されている無印iPadやNECタブレットに対する対抗馬として十分ではないでしょうか。
HUAWEIが日本市場から衰退して数年で、格安スマートフォン市場に参入し始めた後続メーカーによって弱かったAndroidタブレット市場も潤い始めているのかも知れません。
オプションは、Xiaomi Smart Penを用意されており、本体に付けて充電出来るTypeですが、1万を超える価格には本体の価格を考えるとちょっと割高感を感じてしまいました。
海外用のグローバルモデル用にも技適マークが付いていて日本でも使えるのですが、グローバルモデルのオプションであるキーボード付きカバーは日本向けには、発売されていません。
海外モデル用を取り扱っているネットショップも見受けられましたが、技適マーク取得を行っているか確認出来ないため、日本での利用は正式な日本語対応キーボードが発売されるのを待つ方が無難だと思います。
残念な点と言えば、Android系のメリットであるMicroSDによるストレージの拡張が省略されてしまった事でしょうか。使い方にもよると思いますが128GBで不足するようなら、256GBのモデルを買うしか容量を増やせないのはちょっと惜しい気がします。
Xiaomiのタブレットもこれから新機種やオプションが増えていきそうですが、この機種の販売成否が、今後の展開に影響されていくと思います。
Xiaomi pad5の製品仕様
項目 | 基本構成 |
---|---|
OS | MIUI 12.5 for pad (Android11ベース) |
CPU | SnapDragon860 |
メモリ | 6 GB |
ストレージ | 128GB/256GB |
ディスプレイ | 11インチ1,600 x 2,560(WQHD+)リフレッシュレート:120 Hz |
WEBカメラ | 1,300万画素/800 万画素 |
通信 | Wi-Fi プロトコル 802.11a/b/g/n/ac +Bluetooth 5.0 |
バッテリー | 8,720mAh |
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